資格でキャリアをデザインする

それは、企業側の高卒就職求人規模の縮小をはじめ、色々な指標がその悪化の要因となっています。
また、高卒就職での生徒自身が、納得した職業や就職先を選定することが軽視されることにもつながります。
そうした事態になると、高卒就職では、生徒の希望や適性にあった就職先が望めないことになります。
しかしそうした反面、学校が推薦してきた高卒就職の人を受け入れているだけで、自社にあう人材を直接選んでいないというデメリットもあります。

高卒就職の問題点は、まず、現行の就職慣行下の就職の仕組みが、職業選択の自由から逸脱していることが挙げられます。
やはり将来を担う人材を育てるという観点からは、これ以上の高卒就職の求人規模の縮小は大きな問題になります。

そして、これまでの高卒就職支援策に加えて、厚労省では、緊急雇用対策を実施しています。

高卒就職の今回の調査は、学校や公共職業安定所の紹介を希望する生徒の就職状況を調べたものになります。

高卒就職内定率に関しても、前年では、2人に１人は内定していたのですが、今年は、3人に2人が決まっていない状況にあります。
そして、高卒就職を求める学生ひとりに対する求人数は0.89倍となっていて、前年と比較して、より厳しい状況になっています。
それは、高卒就職ジョブサポーターという緊急配備で、就職支援を強化する目的で構築気されたものです。高卒就職において、厚生労働省では、来春3月に卒業予定で就職を希望する生徒の就職内定状況を先ごろ発表しています